じまさです〜
知人より東芝のノートPCの液晶を閉じると何か浮いてくるという相談を受けまして・・・
またかとピンと来ました。ヒンジ受けの破損です。
軽くトップケースを開けて、ヒンジ受けの状態を確認。
左側が浮いてくる部分でした。完全にガタが来ています。
右側は大丈夫だろうと確認したら、こっちもガタ。
ヒンジ受けの修理確定です。
液晶ユニットを外してボトムケースの状態を確認するとボルト部が完全に取れちゃってます。
ボトムケースとトップケースが固定される部分もお亡くなりです。
右側も同様。幸いにボトムケースとトップケースが固定される部分は大丈夫でした。
取れてしまった部品を回収。こちらは左側の部品。
こちらは右側の部品。
できるだけ壊れた部品を元に戻すように復元します。
ヒンジ受けの修復には3Mパネルボンドを使用して、約60度に加熱するため、大事を取りマザーボードはボトムケースから取り外しました。
しかし東芝のノートPCのヒンジ受けは弱いです。これで破損を確認したのは3台目です。
ヒンジが強すぎて、ボトムケースのナット部が持たないんでしょうね。
パネルボンドでナット部を復元して、60度で90分ほど加熱して硬化を促進させました。
ナットの位置調整が難しい。
右側は試しに瞬間接着剤で仮固定してからパネルボンドを塗布したらかなり作業効率が良かったです。
ボトムケースの修理完了です。後は元に戻していくだけです。
左側のヒンジ部分。ナット部を固定してから、ヒンジ受けの金属をさらにパネルボンドで固定してやればかなり強度が増すかもしれないです。
右側のヒンジ部分。こちらはかなり精度が良かったです。瞬間接着剤で仮固定は良い方法です。
ここまでくればトップケースを取り付け各種配線して、キーボードを取り付けて作業終了目前です。
無いとは思いますが、完全にバラバラにしているので起動するか緊張の一瞬。
無事に起動しました。
無事にWindows10のデスクトップ画面になりました。
作業終了です。ヒンジの状態はかっちりしていて、閉じても浮きはありません。
東芝PCはヒンジ受けが弱いので、力任せに液晶を閉じるのではなく、ゆっくり閉じた方が良いかもしれませんね。
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