じまさです〜
過去2012年12月に作業したマニュアル用シフトノブの修理の作業例です。
BMW 3シリーズE21まではねじ込み式のシフトノブですが、
E30以降はプッシュロックタイプとなっています。
いきなり修理完了したシフトノブの写真ですが、外す際はおもいっきり引き抜くしかありません。
プラスチックの経年劣化によりツメが割れることが多々あります。
女性がアソコ(失礼)を検診するときに使う治療用の医療器具を加工してやれば、
ツメを4箇所同時に微妙に広げて簡単にシフトノブを抜くことができると思いますが、、、
医療器具が結構な値段しているのと、ちょっとその医療器具を所持しているのも恥ずかしいので、案は却下しました。(汗)
1つ割れただけならば何とかなりますが、2つ割れるとシフト操作中にシフトノブがすっぽ抜ける可能性があります。
対角線状態でツメが残っていればいいんですが、2つ連続で割れると抜けちゃいます。
じまさB6号もシフト操作中に良く抜けたものです。(抜けるから押しつけながらシフト操作していた)
プラリペアで何度か治しましたが、狭いところで修理するので、とりあえずはくっついても、
結局は割れて、再度プラリペアで修理するの繰り返しでした。
結果、このプラ部分を移植するしか方法が無いと判断しました。
まずはドナーの入手です。BMW純正シフトノブを調達。
勿体ないですが、分解しました。
ツメは・・・新品なのできれいな状態です。^_^
まずは、既存のツメ部品の撤去をしないといけません。
電動リューターを使い、最初はこのツールで地道にプラ部品を除去。
元の木製部分を削らないように慎重に。
(かなり強力な接着剤で接着されている為、抜くことが困難なので削りとるしかありませんでした)
ここまで削れましたが、奥にツールが届かないので
延長用のアタッチメントを取り付けさらに削ります。
きれいにプラ部品を除去できました。
つづいて、新しいプラ部品の加工です。
旋盤を持っていれば数分で加工できるのですが、じまさは持っていないので、地道に棒やすりで丸く削りました。
右側のは古いプラ部品の残骸です。直径を確認するのに活用しました。
プラ部品の加工が終わりました。
旋盤が無いので、削り取るのに数時間かかりました。
今後、再度ツメが折れてしまって入替をたやすくするために、穴あけ加工しました。
無事に挿入できそうです。削っては挿入してみての繰り返しで太さの確認をするので時間がかかりました。
挿入完了です。シフトノブ本体とプラ部品を接着するまえは頭から強く押してあげれば抜けました。
かなりカツカツにしてあるので、接着しなくても簡単に抜けることはないと思いますが、数ヶ所接着剤にて接着しました。
修理完了です。
パっと見た目は修理したと言わなければ、まず判らないかも。>_<
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