2018年1月31日水曜日

ムーヴ号 レカロシート補修 その2

じまさです〜

レカロシートの補修、その2となります。

アルピナ生地の日の当たる所と、日の当たらない所がくっきりと判ります。

つまり日焼けしているという事となります。

色補正するのに、「染めQ」を使っちゃいます。
グリーンとブルーのラインに18mmのマスキングテープでマスキングを施して、染めQで色を塗っていきます。

染めQは乾燥がとても早いのと、粒子が非常に細かいので、布の色替えにも使えます。
1回目の塗装が完了。

しっかりと黒々と色が染まりました。
2〜3回ほど塗り重ねて、手につかない状態になったら、マスキングテープを剥がします。
色褪せした生地が黒くなったので、アルピナラインがとても綺麗に見えます。
本来は塗装を最後にするべきですが、昼間の暖かい時に塗装したかったので、夜になってシートのリペアに取りかかりました。

シートヒーターの故障の際に剥がせるように両面テープで仮固定としてあります。
本来はシートヒーターがウレタンフォームの上になるべきですが・・・
元々アルピナ生地についていた1cmのウレタンフォームは加水分解してペラペラになっているので、アルピナ生地の裏側用に5mmのウレタンフォームを2枚重ねとしたわけです。

今回は洗浄しないのでスプレー糊でウレタンフォームが接着できないのでこの方法としました。
掃除機でできる限り劣化したウレタンフォームを取り除きました。

これは背面の生地です。
同様に座面の劣化したウレタンフォームも取り除きます。
綺麗になってもベタベタしているので、頻繁に手を洗った結果、手荒れが激しいです。
座面は、クリップが4箇所×2ラインで固定となっています。
背面は、クリップが3箇所×3ラインで固定、裏側は本来特殊なステープルで固定するのですが、持ち合わせていないので、靴紐を結ぶ要領で締めていきます。
背面&座面のリペア完了です。

生地が若干たるんでいたのは解消されました。

この部分には一番硬いウレタンフォームを使用しました。

本日の作業はここまで!!!
背面の乗り降りする側に僅かなたるみが見受けられるので、明日はそのリペアをする予定です。

2018年1月30日火曜日

ムーヴ号 レカロシート補修 その1

じまさです〜

アルピナB6号から外したレカロシートはムーヴ号行きに決まっているので、タイトル名はムーヴ号のメンテ記事となります。>_<;;

レカロシートの弱点は乗り降りする部分のウレタンフォームが劣化してスカスカになってしまうことです。

写真は右側用の状態を撮り忘れたための参考画像です。

スカスカになって凹んでいるのが判ります。
まずは、シート座面の補修です。

座面はさほど問題ないのですが、一番手前の部分のALPINA生地の1cmあったウレタンスポンジが加水分解により濃いオレンジ色の粘土状に変化していました。粘性を持っているのでできる限り取り除きました。

洗浄は、全体を外す必要があるため、今回はこのままで作業を実行いたします。
5mmのウレタンフォームを二重に巻きました。1cmとなるので、スカスカから解放されるはず。
スカスカの解消です。

残りの座面と背面は明日にでも、切断したウレタンフォームを入れて、若干のヨレ感を取り除く事にします。
座面の乗り降りする側右サイドの表面の劣化もありましたが、フレームが当たる部分が割れて落ち込み、スカスカになるという状態でした。

フレームの当たるところに、ウレタンフォームを詰め込み、表面には5mmのウレタンフォームを貼りました。
正規品レカロシートの表面裏のスポンジは幸いにも劣化していませんでした。

ALPINAシートのフレーム及びピレリマットの構造が異なることから、過去のレカロシートのスポンジは劣化するといったところでしょうかねぇ。

仮に組み上げてみたところ、もう少しウレタンフォームを厚くしたほうが良さそうと判断。座面側にもう1枚5mmのウレタンフォームを貼り付けました。
フレームにウレタンをセットして、表皮をはめていきます。
スカスカになってヨレていたところは、修復完了です。
今回、ウレタンフォームは、1.2×2mの物を3種類(柔らかい・少し硬い・硬くしっかり)を入手しましたが、少し硬いタイプを使用しました。

乗り降りする際にそのほうが良いかな?と。5mmと薄いので違いは判らないんですがね。

明日は、座面と背面のメンテナンスを実行いたします。

2018年1月29日月曜日

B6号 助手席側シート交換

じまさです〜

B6号の助手席シートを電動レカロシートからALPINA純正シートへ交換しました。

シートを外しついでに、清掃しました。

大金は・・・落ちていませんでした。>_<
ピレリマットは電動レカロシートのを移植。

交換後は効果覿面です。

座面が落ちる感覚がしっかり押さえられています!
シートの交換完了!

助手席側のみオリジナルシートに戻りました。

14年ぶりのシートは最高です。入手した時のことを思い出します。
純正シートだと、リアの足下がゆったりとなりました。
アルピナシート、真っ黒だと思いましたが、グレーがかっているんですね。
交換したリクライニングと高さ調整のダンパーはしっかりと効いています。

電動レカロシートの高さは固定式なので、いつでも調整できるというのは便利。
来週は運転席側の交換ができるといいなぁ・・・
電動レカロシートの分解作業に入ります。

まずは座面と背面を撤去。
シートを倒すレバーのワイヤーのカシメを取るとようやく分解が可能となります。

助手席側の背面部の劣化は少ないので、このままでOKかな?
座面は、乗り降りする部分が劣化しているので、補修することになります。
とここで、シートの裏面にALPINA生地を加工してくれたお友達の写真がまぎれこんでいました。(笑)

元々、レカロシートの黒い色とALPINA生地のグレーがかった黒色は異なっていたんですね。
ALPINA仕様にしてから、18年と9ヶ月が経過していました。
多少色褪せした生地は染めQで色補正するつもりです。
ALPINAの生地としてはこの色であってはいますが、レカロシート本体の黒と色を合わせることにより、違和感が少なくなるかな・・・。

本日の作業はここまで!!!

2018年1月21日日曜日

B6号 アルピナシート メンテナンス 続き

じまさです〜

アルピナシートの残りの一台の作業が完了しました。

シートベルトバックル側のハイトアジャストダンパーは、とても苦労しました。

スプリングコンプレッサーが途中で外れたりと一時間ほどかかってしまい・・・

他のはすんなりとはまってくれました。
上側の留め具はBMW純正品を使ってみたら、、、

フィッティングはバッチグーでした。前回作業したシートの留め具を交換しなくては・・・
カバーの取り付けてあった位置をメモしておかなかったので、試行錯誤してようやく収まりました。
極上品の助手席側アルピナシート。
座った時、沈み込む感じはこんなもんなんかなーーー。

貧乏チューンして、沈み込みを押さえようかなーーー^_^;;

2018年1月20日土曜日

B6号 アルピナシート メンテナンス

じまさです〜

FBではお披露目(?)しましたが、現B6号入手の際に電動レカロシートと交換とともに、眠らせておいた48000km走行の極上のアルピナシートをいよいよ元に戻そうと決心しました。

入手当時、運転席側はかなり良いコンディション、助手席側は座っていないだろうというコンディションでした。

ところが、既にシートダンパーがへたってしまっていて、シートを倒そうとすると後ろにバターンと落ちちゃう状態でした。

まずは、シートを元に戻す前にリフレッシュをすることとします。

シートダンパーは、BMW純正レカロシートと同一のガスダンパーを使用しています。

バックレスト調整用とシート高さ調整用の計4本使用しています。

何でも6000〜9000円はするらしいので、ここのところの部品高騰を加味すると最低6万円、ヘタすれば10万円コースもありえそうです。
ジャーンーーー!!!

中国から使えそうなガスダンパーを個人輸入してみました。
500Nタイプが4本、400Nタイプが4本です。

送料込み12000円!!!
大丈夫かぁ〜〜〜>_<;;
500Nということは、約50kgの力で圧縮できるということ。体重を思いっきりかけてもビクともしません。

圧縮方法を検討しました。L型クランプ・・・
圧縮とともにダンパーが回転してしまい、あえなく惨敗。

と、ここで・・・
全長20cmというダンパーが実は21.5cmもありまして。圧縮のストロールが2.5cmも短いということが判明。つまり中心部で2.5cmが外周部では20〜30cmも開きででてしまうという・・・使えそうも無いので転売決定です。
ここでめげないのがじまさ流。ebayで互換品のあるダンパーが出ていました!

350N/500Nの替わりとなる440Nのダンパーです。イギリスで作成してアメリカで販売しているとのこと。

大きさとも長さともストロークとも専用に作られたと思われるダンパーを入手しました。約22000円です。
再びダンパーの圧縮方法を検討しました。

ベルトクランプはどうかしら・・・
単体では回転しそうな状態をこらえて、圧縮はできましたが、シートでの試験はひっかからず惨敗。

写真はありませんが、圧縮した状態でタイラップで固定しちゃう方法も失敗に終わりました。タイラップの限界値が200Nだったのが敗因です。3重巻きにするか、600Nまで耐えられるタイラップがあれば行けたかも・・・
大好きな某親父に報告がてらどのようにされているかを聞きましたら、クランプを溶接してSSTを作成し、それを使って作業しているとのこと。2台のシートにお金は掛けられませんので、当初検討した某ショップでもやっていたスプリングコンプレッサーによる取り付けを実行しました。
外れたりして何度となく試行錯誤の結果・・・
装着成功!

外れ止めのクランプを10mmのコマを使って打ち込みました。
一時間半ほどでダンパーの付け替え完了です。

もう一台も同様にして作業しなくては・・・
あと、ピレリマットどうしようかな。

こんなもんかも知れないけど、これも経年変化でへたっている感じが・・・